複利を初心者向けに解説

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

複利

利益を元本に加えて再投資し、雪だるま式に資産を増やす運用方法

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

複利っていうのはね、お金がお金を生んで、どんどん増えていく魔法みたいなものなんだよ。

例えばね、100円を貯金箱に入れて、1年で10円増えたとするでしょ?普通なら次の年も10円増えるだけだよね。でも複利だと、110円全部に対してまた増えるから、11円増えるんだ!

雪だるまを作る時みたいに、最初は小さいけど、転がしていくうちにどんどん大きくなっていくでしょ?複利も同じで、時間が経てば経つほど、すごい速さで増えていくんだ。(だから早く始めるほどお得なんだよ)

でもね、失敗したら減るのも早くなるから、慎重に使わないといけないんだよ。

つまり複利は「魔法の雪だるま貯金」みたいなものだよ!

複利は、雪だるまを作るのと同じなんだ。

最初は手のひらサイズの小さな雪の玉だけど、転がすたびに新しい雪がくっついて、どんどん大きくなるよね。お金も同じで、100円が110円になったら、次は110円全部が成長の種になるんだ。

だから、10年後には最初の2倍以上になることもあるんだよ!でも、坂道で転がし損ねたら、大きくなった分だけ転がり落ちるのも速いから、大切に育てないといけないんだ。これが複利の力なんだよ!

パンダ
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

複利とは、得られた利益を再投資することで、利益が利益を生む仕組みのことなんですよ。

FXトレードで例えると、10万円の資金で月10%の利益を出した場合、単利なら毎月1万円の利益ですが、複利では2ヶ月目は11万円に対して10%なので1.1万円、3ヶ月目は12.1万円に対して10%なので1.21万円というように、利益が加速度的に増えていきます。これを1年続けると、単利では22万円ですが、複利では約31.4万円になるんです。(ただし、毎月10%の利益は現実的には非常に難しいです)

しかし、複利には大きな落とし穴があります。損失も複利で拡大するということです。連敗が続くと資金の減少速度も加速し、取り返すのが困難になります。そのため、安定した利益率と厳格なリスク管理が複利運用の大前提となるんですよ。無理な複利運用は破産への近道になることもあるので、慎重な計画が必要です。

関連用語をチェック!

単利 利益を元本に加えず、常に最初の元本に対してのみ利益を計算する方法
リスク管理 損失を限定し、資金を守るための様々な手法や考え方の総称
資金管理 トレードに使う資金の配分や使い方を計画的に管理すること
ドローダウン 資産の最高値からの下落幅。複利運用では特に注意が必要
レバレッジ 少ない資金で大きな取引ができる仕組み。複利と組み合わせるとリスクが増大
ロット 取引単位のこと。複利運用では段階的に増やしていく
リスクリワード比 想定損失に対する想定利益の比率。複利運用でも重要な指標
破産確率 現在の取引手法で資金がゼロになる確率。複利では特に注意が必要
パンダ
STEP 03

複利に関するQ&A

よくある質問と回答

FXの複利運用では月利3〜5%程度が現実的で持続可能な目標です。月利10%以上を狙うと、必然的にハイリスクな取引になり、大きなドローダウンに見舞われる可能性が高くなります。(年利で考えると、月利3%でも複利効果で年間約43%になります)重要なのは安定性を重視することで、無理な目標設定は複利の効果を台無しにします。着実に資産を増やすには、小さな利益を確実に積み重ねることが大切です。
初心者の場合はまず単利から始めることをお勧めします。なぜなら、安定した利益を出せるようになるまでは、複利は逆効果になる可能性があるからです。最低でも6ヶ月〜1年間、安定した成績を残せるようになってから、徐々に複利に移行するのが理想的です。(プロでも相場環境によって単利と複利を使い分けています)また、精神的なプレッシャーも考慮し、自分に合った運用方法を選ぶことが長期的な成功につながります。
複利運用で失敗する最大の原因は欲張りすぎによる過度なリスクテイクです。早く資産を増やしたいという焦りから、レバレッジを上げすぎたり、ポジションサイズを大きくしすぎたりします。また、連敗時の精神的ダメージを過小評価することも問題です。複利では連敗すると資金の減少が加速するため、取り返そうとして無謀なトレードに走りがちです。さらに、相場環境の変化に対応できないことも失敗の原因となります。常に謙虚な姿勢を保つことが重要です。
ドローダウン時は一時的に複利を停止し、単利運用に切り替えることを検討すべきです。資金が減少している時に複利を続けると、さらなる損失で致命的なダメージを受ける可能性があります。具体的には、資金が最高値から10〜20%減少したら、ロットを固定して様子を見ます。メンタル面の回復も重要な要素です)そして、連勝が続いて資金が回復してから、慎重に複利運用を再開します。柔軟な対応が長期的な成功の鍵となります。
複利効果を最大化するには「時間」と「安定性」が最も重要です。まず、できるだけ早く始めることで、時間という最強の味方を得られます。次に、高い勝率よりも安定した利益率を重視します。月利3%でも10年続ければ、資金は約30倍になります。また、利益の一部を定期的に出金することで、精神的な余裕を保ちながら運用できます。(全てを複利に回すと、失った時のショックが大きくなります)継続することが複利の真の力を引き出します。
複利計算を簡単にする方法として「72の法則」があります。これは、資金が2倍になるまでの期間を概算する方法で、72を利率で割ると倍になるまでの期間がわかります。例えば、月利6%なら72÷6=12ヶ月で資金が倍になります。正確な計算には、エクセルやオンライン複利計算機を使用することをお勧めします。(スマートフォンアプリでも複利計算ができるものがあります)ただし、計算上の数字と実際のトレード結果は異なることを忘れないでください。
レバレッジと複利の組み合わせは極めて危険です。レバレッジが高いと、小さな相場変動でも大きな損益が発生し、複利効果によってリスクが指数関数的に増大します。例えば、レバレッジ25倍で複利運用すると、数回の連敗で資金の大半を失う可能性があります。複利運用する場合は、レバレッジを5倍以下に抑えることを推奨します。(プロトレーダーでも複利運用時はレバレッジを下げています)安全性を最優先に考えることが、長期的な成功につながります。
複利運用に向いている人は忍耐力があり、長期的な視点を持てる人です。短期的な利益に一喜一憂せず、コツコツと利益を積み重ねることができる性格が重要です。また、厳格な自己管理能力とルールを守る規律性も必要です。感情的にならず、計画通りに実行できる人が向いています。さらに、リスク管理の重要性を理解し、欲張らない謙虚さを持つことも大切です。(ギャンブル性向が強い人には向いていません)これらの資質は、訓練によって身につけることも可能です。