相関を初心者向けに解説

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

相関

二つの通貨ペアや金融商品が同じような動きをする関係性。正の相関と負の相関がある。

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

相関っていうのはね、二つのものが一緒に動く関係のことなんだよ。

たとえば、晴れの日はアイスクリームがよく売れるでしょ?晴れとアイスクリームの売れ行きには「相関がある」って言うんだ。一方が増えると、もう一方も増えるんだよ。

FXでも同じで、ユーロとポンドみたいに一緒に上がったり下がったりする通貨があるんだ。ユーロが上がると、ポンドも上がることが多いんだよ。(いつもじゃないけどね)

逆に、ドルと金(ゴールド)みたいに、片方が上がるともう片方が下がる関係もあるんだ。これも相関の一種で「負の相関」って言うんだよ。

つまり相関は仲良しな動きをする関係のことだよ!

相関は二つのものが連動して動く関係のことなんだ。友達と一緒に遊ぶときみたいに、片方が右に行くと、もう片方も右に行くような感じだよ。

FXでは、似た国の通貨は似た動きをすることが多いんだ。ヨーロッパのユーロとイギリスのポンドは、近い場所にあるから似た動きをすることが多いんだよ。

でも、反対の動きをする組み合わせもあるんだ。シーソーみたいに、片方が上がると片方が下がる。これを知っていると、FXがもっと面白くなるんだよ。

パンダ
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

相関とは複数の通貨ペアや金融商品が連動して動く関係性を指す重要な概念なんですよ。相関係数は-1から+1の範囲で表され、+1に近いほど同じ方向に動き(正の相関)、-1に近いほど逆方向に動きます(負の相関)。

たとえば、EUR/USDGBP/USDは強い正の相関を持つことが多く、相関係数が0.8以上になることもあります。これは両通貨が対ドルで同じような動きをするためです。一方、USD/JPYとEUR/USDは負の相関を示すことが多いんです。

相関を理解することで、リスク分散やヘッジ戦略が可能になります。同じ方向に動く通貨ペアを複数保有すると、実質的に同じリスクを取ることになるため、注意が必要ですよ。

関連用語をチェック!

相関係数 相関の強さを-1から+1の数値で表したもの。統計的な関係性の指標。
正の相関 二つの変数が同じ方向に動く関係。片方が上昇すると、もう片方も上昇する。
負の相関 二つの変数が逆方向に動く関係。片方が上昇すると、もう片方は下落する。
無相関 二つの変数に関係性がない状態。相関係数が0に近い。
通貨ペア 二つの通貨の組み合わせ。EUR/USD、USD/JPYなど。相関分析の対象となる。
ヘッジ リスクを軽減するための取引。負の相関を利用することが多い。
分散投資 リスクを分散させる投資手法。相関の低い商品を組み合わせる。
連動性 複数の金融商品が同じように動く性質。相関と同じ意味で使われることが多い。
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STEP 03

相関に関するQ&A

よくある質問と回答

EUR/USDGBP/USD、AUD/USDとNZD/USDは強い正の相関があります。これらは地理的に近い、または経済的な結びつきが強い通貨同士です。また、USD/JPYとEUR/JPY、GBP/JPYなどクロス円同士も正の相関を示すことが多いです。商品通貨と呼ばれるAUD、NZD、CADも相関が高い傾向があります。
はい、相関を利用した裁定取引(アービトラージがあります。通常は高い相関を持つペアが一時的に乖離した時、元に戻ることを狙って取引します。また、ヘッジ戦略として負の相関ペアで両建てすることもあります。ただし、相関は常に一定ではないので、定期的な見直しが必要です。
はい、相関関係は時期によって大きく変化します。通常は高い相関を示すペアでも、各国の金融政策の違い、政治的イベント、経済状況の変化によって相関が弱まったり、時には逆相関になることもあります。特に金融危機時は相関関係が崩れやすいので注意が必要です。
多くのFX業者が相関係数ツールを提供しています。また、TradingViewなどのチャートツールでも確認できます。期間を設定(20日、50日、100日など)して計算することが一般的です。エクセルでCORREL関数を使って自分で計算することも可能です。複数の期間で確認することをお勧めします。
実質的に同じポジションを倍にすることになるため、リスクも倍増します。たとえば、EUR/USDGBP/USDを同時に買った場合、ドル安で両方利益になりますが、ドル高では両方損失になります。リスク管理の観点から、相関の低いペアで分散することが重要です。
金はドルと強い負の相関を持つことが多いです。ドルが弱くなると金価格が上昇する傾向があります。また、リスクオフ時には円と金が同時に買われることも多く、正の相関を示すこともあります。金はインフレヘッジとしても機能するため、物価上昇期には上昇しやすいです。
リスクオンリスクオフの相関が代表的です。株式市場が上昇する時は、豪ドルやNZドルなどの高金利通貨が買われ、円やスイスフランが売られる傾向があります。逆に株式市場が下落する時は、安全資産とされる円やスイスフランが買われます。日経平均とドル円も一定の相関があります。
相関は過去のデータに基づく統計的な関係であり、将来を保証するものではありません。特に、予期せぬイベント(政治的ショック、自然災害、パンデミックなど)が発生すると、これまでの相関関係が完全に崩れることがあります。相関はあくまで参考指標の一つとして活用すべきです。