約定拒否を理解する

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

約定拒否

FX業者が顧客の注文を受け付けない、または成立させない現象。リクオートとも呼ばれる

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

約定拒否(やくじょうきょひ)っていうのはね、お店に行って「これください!」って言ったのに「ごめんね、売れません」って断られちゃうことなんだよ。

例えばね、アイスクリーム屋さんに行って「チョコアイスください!」って言ったのに、お店の人が「今はちょっと売れないんだ」って言われたら悲しいよね。FXでも同じように、「ドル買います!」って注文したのに、「今その値段では売れません」って断られることがあるんだ。

これは意地悪してるんじゃなくて、値段が急に変わっちゃったり、みんなが同時に注文したりすると起こることがあるんだよ。だから大人たちは、ちゃんと注文を受けてくれるお店(FX業者)を選ぶんだ

つまり約定拒否は注文のお断りみたいなものだよ!

約定拒否はレジでお会計を断られるみたいなものなんだ。スーパーで100円のお菓子を買おうとレジに行ったら、「あ、ごめんなさい。今120円になっちゃいました」って言われたり、「売り切れです」って言われるような感じ。FXでも思った通りに買えないことがあって、これはトレーダーさんたちが一番困ることの一つなんだよ

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STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

約定拒否はFX業者が顧客の注文を約定させない現象で、リクオートとも呼ばれるんですよ。注文を出した瞬間に「この価格では約定できません」というメッセージが表示され、新しい価格が提示されたり、注文自体が無効になったりします。

約定拒否が起こる主な原因は、急激な相場変動です。重要な経済指標発表時や要人発言があった時など、価格が激しく動く場面で発生しやすくなります。また、FX業者のカバー取引が間に合わない場合や、システムの処理能力を超える注文が集中した時にも起こります。

約定拒否はトレーダーにとって大きなリスクなんですよ。特に損切り注文が約定拒否されると、想定以上の損失を被る可能性があります。そのため、約定力の高いFX業者を選ぶことが重要です。また、流動性の高い時間帯に取引したり、スリッページ許容幅を設定したりすることで、約定拒否のリスクを軽減できます

関連用語をチェック!

リクオート 約定拒否時に新しい価格を再提示すること。元の注文は無効となり再度判断が必要
約定力 FX業者が注文通りに取引を成立させる能力。約定拒否の少なさを示す重要指標
カバー取引 FX業者が顧客の注文に対して行うリスクヘッジ取引。これが追いつかないと約定拒否の原因に
スリッページ 注文価格と約定価格の差。約定拒否を避けるため許容幅を設定することがある
NDD方式 ディーラーを介さず直接市場に注文を流す方式。約定拒否が起きにくいとされる
DD方式 ディーラーが介在する取引方式。約定拒否が起きる可能性がある
システム負荷 多数の注文が集中した時のシステムへの負担。処理能力を超えると約定拒否の原因に
流動性 市場での売買のしやすさ。低い時は約定拒否が起きやすくなる
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STEP 03

約定拒否に関するQ&A

よくある質問と回答

まず冷静に現在の価格を確認してください。リクオートされた場合は、新しい価格が許容範囲内かを判断します。急いでいなければ、少し時間をおいて再注文するのも良いでしょう。頻繁に約定拒否される場合は、FX業者の変更を検討することをおすすめします
はい、成行注文でも約定拒否されることがあります。特に相場が急変している時や、週明けの窓開け時などは発生しやすいです。また、大口注文の場合も約定拒否されることがあります。ただし、約定力の高い業者では、成行注文の約定拒否はかなり少ないです
約定拒否自体は違法ではありません。FX業者も市場リスクを管理する必要があるため、一定の条件下では約定拒否することが認められています。ただし、故意に顧客に不利な約定拒否を繰り返す場合は問題があります。金融庁に登録された業者でも約定力には差があるので、比較して選ぶことが大切です
約定拒否は注文自体が成立しないのに対し、スリッページは注文は成立するが価格がズレる現象です。約定拒否では取引自体ができませんが、スリッページでは不利な価格でも取引は完了します。どちらもリスクですが性質が異なるため、それぞれに対策が必要です
完全に防ぐことは困難ですが、リスクを大幅に減らすことは可能です。NDD方式の業者を選ぶ、約定力の評判が良い業者を使う、流動性の高い通貨ペアと時間帯を選ぶ、適切なロット数で取引する、重要指標発表時を避けるなどの対策が効果的です
一般的に逆指値注文の方が約定拒否されやすい傾向があります。特に損切りの逆指値は、相場急変時に発動することが多く、その時は約定拒否のリスクも高まります。指値注文は希望価格に到達するまで待つため、約定拒否は比較的少ないです。ただし、業者によって差があります
経済指標発表の前後が最も約定拒否が起きやすい時間帯です。特に米国雇用統計や各国の政策金利発表時は要注意です。また、日本時間の早朝(NY市場クローズ前後)や、週明けの月曜日早朝も流動性が低く、約定拒否が発生しやすいです
約定率や約定スピードを公表している業者を選ぶのが良いでしょう。「約定率99.9%」などの具体的な数値を示している業者は信頼性が高いです。また、NDD方式を採用している業者口コミや評判で約定力が高いと評価されている業者を選ぶことも重要です。デモ取引で確認するのも一つの方法です