わからない前提で解説
5歳でもなんとなく分かるFX用語!
STEP 01 なんとなく理解しよう!
5歳でもわかる超かんたん解説
フルレバっていうのはね、持っているお金を目一杯使って、すごく大きな取引をすることなんだよ。
例えば、100円しか持っていないのに、魔法の力を借りて2500円分のおもちゃを買えるようにするんだ。すごいでしょ?でも、おもちゃの値段が少しでも下がったら、100円全部なくなっちゃうかもしれないんだ。
自転車で例えると、すごいスピードで走るのと同じだよ。速く進めるけど、ちょっとした石ころで大転倒しちゃうかもしれない。(だから大人でも怖がる人が多いんだ)
フルレバは、「全部賭けちゃう」危険な方法だから、普通はやらない方がいいんだよ。お金は大切に使わないとね!
つまりフルレバは「全力疾走の危険な賭け」みたいなものだよ!
フルレバは、ジェットコースターに安全ベルトなしで乗るようなものなんだ。
普通のジェットコースターでも怖いのに、安全装置を外して、スピードも最高にしちゃうんだ。上手くいけばすごく楽しいかもしれないけど、ちょっとでも失敗したら大けがしちゃうよね。
お金の世界でも同じで、全部の力を使って大きな勝負をするんだ。勝てばすごく儲かるけど、負けたら持っているお金があっという間に全部なくなっちゃうんだよ。だから、賢い人はフルレバはやらないんだ!
STEP 02 さらに深掘ってマスターしよう!
もっと詳しい本格解説
フルレバとは、証拠金に対して最大レバレッジをかけ、限界までポジションを持つ極めてハイリスクな取引手法なんですよ。日本では個人口座の最大レバレッジは25倍なので、10万円の証拠金で250万円分の取引が可能です。
フルレバの最大の問題は、わずかな逆行で即座にロスカットになることです。例えば、レバレッジ25倍でドル円を取引した場合、約40pips(0.4円)の逆行で証拠金が全て失われます。これは通常の相場変動の範囲内であり、数分から数時間で到達する可能性があります。(実際にはスプレッドもあるので、もっと早くロスカットになります)
フルレバが危険視される理由は他にもあります。精神的プレッシャーが極限まで高まり、冷静な判断ができなくなること、そして一度の失敗で再起不能になる可能性があることです。プロのトレーダーでも、実効レバレッジは3〜5倍程度に抑えることが一般的で、フルレバはギャンブルに等しいと考えられているんですよ。
関連用語をチェック!
レバレッジ 証拠金の何倍もの取引ができる仕組み。日本では最大25倍 ロスカット 証拠金維持率が基準を下回った時の強制決済 証拠金維持率 必要証拠金に対する有効証拠金の割合。フルレバでは常に危険水準 強制決済 ロスカットと同じ。フルレバでは頻繁に発生する
ゼロカット 海外業者で口座残高以上の損失を業者が負担する仕組み
リスク管理 フルレバとは対極にある、損失を限定する考え方
STEP 03 フルレバに関するQ&A
よくある質問と回答
フルレバをする主な理由は
「少ない資金で大きな利益を狙いたい」という欲望です。1万円を100万円にしたいという一攫千金の夢や、負けを一気に取り返したいという焦りが原因となることが多いです。また、
トレードをギャンブルと勘違いしている人や、リスクを正しく理解していない初心者も陥りやすいです。
(SNSで見る「爆益報告」に影響される人も多いです)しかし、
成功する確率は極めて低く、ほとんどが資金を失います。
理論的には可能ですが、継続的に勝ち続けることはほぼ不可能です。短期的に運良く勝つことはあっても、フルレバを続ければいずれ必ず大損失を被ります。なぜなら、相場は予測不可能な動きをすることがあり、わずかな逆行で全資金を失うからです。(プロのギャンブラーでさえ、全財産を一度に賭けることはしません)仮に10回中9回勝っても、1回の負けで全てを失うのがフルレバの恐ろしさです。持続可能な投資とは正反対の手法です。
フルレバの代わりに
実効レバレッジ3〜5倍程度の取引を推奨します。これにより、ある程度の値動きに耐えられる余裕が生まれます。また、
資金管理を徹底し、1回の取引リスクを総資金の1〜2%に限定することも重要です。さらに、
複数回に分けてエントリーする分割投資も有効です。
(一度に全額投資せず、3〜5回に分けることでリスクを分散できます)長期的に安定した利益を目指すなら、フルレバとは真逆のアプローチが必要です。
海外業者の
レバレッジ1000倍などは、国内以上に危険です。確かにゼロカットシステムがあり、口座残高以上の損失は発生しませんが、
その分、資金を失う速度が劇的に速くなります。1000倍なら、わずか10
pipsの逆行で
証拠金の100%を失います。また、
出金トラブルや業者の信頼性という別のリスクもあります。
(金融庁の監督下にないため、トラブル時の保護も期待できません)高レバレッジは魅力的に見えますが、実際はより危険なのです。
フルレバで失敗した後は、まず
冷静になって原因を分析することが大切です。なぜフルレバをしてしまったのか、何が間違っていたのかを理解します。次に、
しばらくトレードを休止し、感情的な状態から回復することが重要です。
(すぐに取り返そうとすると、同じ過ちを繰り返します)再開する際は、
デモトレードから始め、資金管理を学び直すことをお勧めします。失敗は貴重な学習機会と捉え、二度と同じ過ちを犯さないことが大切です。
レバレッジ規制は
投資家保護が主な目的です。かつて日本でも400倍などの高レバレッジが可能でしたが、多くの個人投資家が破産したため、2011年に25倍に制限されました。
高レバレッジは射幸心を煽り、ギャンブル化を促進するという問題もありました。
(実際、規制後は個人投資家の大損失事例が減少しました)規制は自由を制限するように見えますが、実際は
投資家を自滅から守る安全装置として機能しています。
実効
レバレッジは
実際の取引金額を有効証拠金で割った数値で、本当のリスクを表す指標です。例えば、100万円の
証拠金で1000万円分の取引をすれば、実効レバレッジは10倍です。最大レバレッジ25倍でも、
全資金を使わなければ実効レバレッジは下がります。プロトレーダーは最大レバレッジに関係なく、
実効レバレッジを5倍以下に管理することが多いです。
(レバレッジは「使える」と「使う」は別物と理解することが大切です)これがリスク管理の基本となります。
フルレバの誘惑に負けないためには
明確なルールを作り、それを厳守することです。具体的には、最大実効
レバレッジを5倍に制限する、1回の取引は総資金の2%までとする、などのルールを設定します。また、
取引前に必ず計算し、ルール違反なら取引しないという習慣をつけます。
(ルールを紙に書いて、PCの前に貼っておくのも効果的です)さらに、
長期的な資産形成という目標を常に意識し、一時的な欲望に流されないようにすることが大切です。