わからない前提で解説
5歳でもなんとなく分かるFX用語!
STEP 01 なんとなく理解しよう!
5歳でもわかる超かんたん解説
ヘッドアンドショルダーっていうのはね、チャートが人の頭と肩みたいな形になることなんだよ。
君が背伸びして、また普通に戻って、もっと大きく背伸びして、また戻って、最後にちょっと背伸びする。これを横から見ると、真ん中が一番高い山で、両側に小さい山があるでしょ?
FXのチャートでも、価格が上がったり下がったりして、頭と肩の形を作ることがあるんだ。これが出ると、今まで上がってた価格が下がり始めるかもしれないサインなんだよ。
絵を描くときに、人の顔と肩を描くみたいに、チャートにも同じ形が現れるんだね。不思議だけど本当なんだよ。
つまりヘッドアンドショルダーは人の形みたいなチャートパターンだよ!
ヘッドアンドショルダーは、チャートに人が立ってる形が現れることなんだよ。
真ん中に大きな山(頭)があって、その両側に小さな山(肩)がある形だよ。ちょうど君が「はーい!」って手を挙げてる姿を横から見たみたいな感じなんだ。
この形が出てくると、今まで上がってた価格が下がり始める合図かもしれないから、トレーダーさんたちは注意深く見てるんだよ。
STEP 02 さらに深掘ってマスターしよう!
もっと詳しい本格解説
ヘッドアンドショルダーは、テクニカル分析における最も信頼性の高い反転パターンの一つなんですよ。上昇トレンドの終わりに現れる天井型のパターンで、3つの山から構成されます。
左肩、頭、右肩の3つの山があり、中央の山(頭)が最も高く、両側の山(肩)はほぼ同じ高さになります。これらの山の谷を結んだラインをネックラインと呼び、このラインを下抜けると売りシグナルとなります。
パターン完成までには数週間から数ヶ月かかることが多く、大きな時間軸で見ることが重要です。出来高の推移も確認し、頭の部分で出来高が減少していれば、より信頼性が高まるんですよ。目標値はヘッドからネックラインまでの値幅分とされています。
関連用語をチェック!
ダブルトップ 2つの山を持つ天井パターン。ヘッドアンドショルダーの簡易版 トリプルトップ 3つの山が同じ高さの天井パターン。類似の反転パターン
継続パターン トレンドが継続することを示すパターン。反転パターンの対義語
ネックライン パターンの谷を結んだ支持線。ブレイクで売買サインとなる
反転パターン トレンドの転換を示すチャートパターンの総称
出来高 取引量のこと。パターンの信頼性を確認する重要指標
STEP 03 ヘッドアンドショルダーに関するQ&A
よくある質問と回答
一般的に
60-70%程度の成功率と言われていますが、条件によって大きく変わります。時間軸が長いほど、また
出来高の推移が理想的なほど成功率は上がります。ただし、
だまし(失敗)も30-40%あるため、他の指標と組み合わせて判断することが重要です。
リスク管理を徹底し、ストップロスを適切に設定することで、失敗時の損失を限定できます。
ネックラインのブレイクは
終値での確認が基本です。一時的に下回っても、終値でネックライン上に戻れば、ブレイクとは判断しません。また、
3%ルールを採用し、ネックラインから3%以上離れた時点で確定とする方法もあります。ブレイク後の
リテスト(戻り)を確認してから
エントリーすることで、
だましを回避できる可能性が高まります。
形成期間が
長いほど信頼性が高くなります。
日足チャートで3ヶ月以上かけて形成されたパターンは、
1時間足で数日で形成されたものより重要です。長期間のパターンは
より多くの市場参加者に認識され、実現する可能性が高まります。ただし、短期のパターンも
スキャルピングでは有効なので、自分の取引スタイルに合わせて時間軸を選択することが大切です。
目標値はヘッドの頂点からネックラインまでの値幅を測定し、ブレイクポイントから同じ幅だけ下方向に投影します。例えば、ヘッドが110円、ネックラインが108円なら、値幅は2円。ネックラインブレイク後の目標値は106円(108-2)となります。ただし、これは最低限の目標で、相場状況によってはさらに下落することもあります。
理想的な
出来高推移は、左肩で
増加、左肩から頭への上昇で
減少、頭から右肩への下落で減少、右肩の上昇でさらに
減少というパターンです。特に重要なのは、頭の部分での出来高減少で、これは
買い圧力の衰えを示します。ネックラインブレイク時に出来高が急増すれば、
売りシグナルの信頼性が高まります。
逆ヘッドアンドショルダーは
底値圏で現れる逆さまのパターンで、上昇転換を示唆します。通常のヘッドアンドショルダーが
売りシグナルなのに対し、逆パターンは
買いシグナルとなります。形は上下が反転しただけですが、
出来高の見方も逆になり、右肩での出来高増加が望ましいとされます。
両方のパターンを理解することで、天井と底の両方を捉えられます。
ヘッドアンドショルダーは
3つの山、
ダブルトップは
2つの山という違いがあります。ヘッドアンドショルダーの方が形成に時間がかかり、より信頼性が高いとされています。ダブルトップは比較的早く形成され、
機動的な取引に向いています。相場の勢いが強い時はダブルトップ、じっくり天井を形成する時はヘッドアンドショルダーが現れやすい傾向があります。
パターン形成中は
段階的なポジション調整が有効です。右肩形成時に一部利益確定、ネックライン接近で追加の利益確定、ブレイクで残りを決済という戦略です。また、
逆張りエントリーとして、右肩付近でショートポジションを建てることも可能ですが、
必ずストップロスを頭の
高値より上に設定します。完成を待つ慎重派と、形成中から動く積極派、どちらも一長一短があります。