IFOの完全ガイド

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

IFO

IFD注文にOCO注文を組み合わせた注文方法。新規注文が成立後、利益確定と損切りの両方の決済注文を同時に設定できる。

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

IFOっていうのはね、FXの注文方法の中で一番賢い注文方法なんだよ。3つのお願いを一度にできちゃうんだ!

例えばね、「このおもちゃを100円で買って、もし買えたら、150円になったら売るか、80円になったら売る」っていう3つの約束を最初にしちゃうの。

これってすごく安心だよね。もし値段が上がったら儲かるし、下がっちゃっても大きく損しないようにできるんだ。まるで、右に行っても左に行っても大丈夫な魔法の地図みたい!

IFDは2つの約束だったけど、IFOは3つの約束ができるから、もっと安全なんだよ。寝ている間も、学校に行っている間も、コンピューターがしっかり見張っててくれるんだ。

「もしできたら、こっちかあっちかどっちかして」っていう、とっても便利な注文なんだよ!

つまりIFOは勝っても負けても大丈夫な魔法の3つの約束だよ!

IFOは、まるで完璧な計画を立てるみたいな注文方法なんだ。「買って、儲かったら売る、損したら早めに売る」っていう3つの約束を全部最初にしちゃうの。

例えば、100円でアメを買う約束をして、もし買えたら「150円になったら売る」と「80円になったら売る」の両方の約束をするんだ。どっちか片方が叶ったら、もう片方は自動的に消えるんだよ。

これを使えば、儲かる時は儲かるし、損する時も少しで済むから、とっても安心!まるで両方に保険をかけているみたいだね。

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STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

IFO注文は、IFD注文とOCO注文を組み合わせた最も高機能な注文方法なんですよ。「If Done + One Cancels the Other」の略で、新規注文の約定後に、利益確定と損切りの両方を自動設定できる完全自動売買システムです。

具体的な例を挙げると、ドル円110円の時に「108円で買い注文、約定したら112円で利益確定売り、106円で損切り売り」という3つの注文を同時に出せます。これにより、リスクリワード比率を明確にした計画的なトレードが可能になります。最初の買い注文が成立すると、自動的にOCO注文(利確と損切り)が有効になり、どちらかが約定するともう一方はキャンセルされます。

IFO注文の最大のメリットは、完全にほったらかしでOKという点です。エントリーから決済まですべて自動化されるため、感情に左右されない規律あるトレードができます。特に、仕事で忙しい方や、システマティックな取引を好む方には最適です。ただし、相場の急変時には設定価格で約定しないスリッページのリスクもあるため、重要指標発表時などは注意が必要ですね。

関連用語をチェック!

IFD注文 新規注文と決済注文を1セットで出す注文方法。IFOの基礎となる注文で、決済は1つしか設定できない。
OCO注文 2つの注文を同時に出し、片方が約定したらもう片方は自動キャンセルされる注文。IFOの決済部分で使われる。
リスクリワード比率 想定する損失額に対する利益額の比率。IFO注文では事前に明確に設定でき、1:2以上が理想とされる。
トレール注文 相場の動きに合わせて逆指値価格を自動的に修正する注文。IFOより高度だが、利益を伸ばしやすい。
ストップロス(損切り) 損失を限定するための決済注文。IFO注文では必ず設定でき、資金管理の基本となる重要な要素。
テイクプロフィット(利確) 利益を確定するための決済注文。IFO注文で目標価格に到達したら自動的に決済される。
スリッページ 注文価格と実際の約定価格のずれ。相場の急変時に発生しやすく、IFO注文でも完全には防げない。
システムトレード あらかじめ決めたルールに従って機械的に取引する手法。IFO注文はシステムトレードの基本ツール。
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STEP 03

IFOに関するQ&A

よくある質問と回答

現在ドル円110円として、上昇トレンドを予想する場合の例です。「109円で買い注文(押し目買い)、約定したら112円で利益確定(+300pips)、107.5円で損切り(-150pips)」と設定します。これでリスクリワード1:2の理想的な取引になります。すべて自動実行されるので、あとは結果を待つだけです。
一部のFX会社では提供していない場合があります。また、経済指標発表前後は注文を制限する会社もあります。さらに、週末をまたぐ注文は、月曜日の窓開けリスクがあるため推奨されません。スキャルピングのような超短期取引では、注文設定の時間がもったいないため、成行注文の方が適している場合もあります。
最大の欠点は柔軟性に欠けることです。相場状況が変わっても自動実行されるため、もっと利益を伸ばせる場面でも設定価格で決済されます。また、スリッページにより想定価格で約定しないリスクや、約定拒否される可能性もあります。さらに、設定ミスをすると大きな損失につながるため、注文前の確認が重要です。
初心者にはIFO注文がおすすめです。設定が簡単で、リスクとリワードが明確だからです。トレール注文は利益を最大化できる可能性がありますが、設定が複雑で、早めに決済されるリスクもあります。まずはIFO注文で計画的な取引に慣れてから、トレール注文にステップアップすると良いでしょう。
一般的にリスクリワード比1:2以上が推奨されます。例えば損切り50pipsなら、利確は100pips以上に設定します。ただし、通貨ペアの特性も考慮が必要です。ドル円なら50-100pips、ポンド円なら100-200pipsなど、ボラティリティに応じて調整します。また、日足4時間足など時間軸によっても適切な幅は変わります。
約定前なら修正・取消し可能です。多くのFX会社では、注文一覧から該当注文を選んで変更できます。ただし、一部約定後は制限があることも。例えば、新規注文が約定してOCO注文が有効になった後は、OCO部分のみ修正可能です。相場環境の変化に応じて、定期的に注文内容を見直すことが大切です。
IFO注文は計画性を重視する人に最適です。特に、日中仕事で相場を見られない会社員や、感情的な取引を避けたい人におすすめです。また、リスク管理を徹底したい初心者や、複数ポジションを効率的に管理したい人にも向いています。逆に、相場を見ながら臨機応変に対応したい裁量トレーダーには不向きかもしれません。
まずテクニカル分析エントリーポイントを見極めることが重要です。サポート・レジスタンスライン、移動平均線などを参考に、根拠のある価格で注文を設定します。また、時間帯も考慮し、ボラティリティの高い時間は避けるか、値幅を広めに設定します。最後に、資金管理を徹底し、1回の取引リスクは資金の2%以内に抑えましょう。