わからない前提で解説
5歳でもなんとなく分かるFX用語！
STEP 01 なんとなく理解しよう！
5歳でもわかる超かんたん解説
ロスカットっていうのはね、お金がなくなりすぎないように守ってくれる仕組みなんだよ。
たとえば、100円のおこづかいでゲームをしているとき、もし50円以上負けちゃったら、それ以上は遊べないようにストップがかかるんだ。これがロスカットだよ。
プールで遊ぶときに、深いところに行きすぎないように赤い線が引いてあるでしょ？それと同じで、危ないところまで行かないように止めてくれるんだ。
ときどき「もっと遊びたい！」って思うかもしれないけど、全部なくなっちゃうよりはマシだよね。だから、ロスカットはみんなを守るためのルールなんだ。お金が全部なくなっちゃわないように、途中で止めてくれる大切な仕組みなんだよ。
つまりロスカットはプールの赤い線みたいなものだよ！
ロスカットは危険な深さに行かないようにする赤い線なんだ。プールで深いところに行きすぎると危ないから、赤い線で「ここまで！」って教えてくれるでしょ？
FXでも同じように、お金が危険なくらい減っちゃう前に、自動的に止めてくれるんだ。悔しいかもしれないけど、もっと大きな事故を防ぐための大切なルールなんだよ。
STEP 02 さらに深掘ってマスターしよう！
もっと詳しい本格解説
ロスカットというのは、証拠金維持率が一定水準を下回った際に、FX会社が強制的にポジションを決済する仕組みなんですよ。投資家の資産を守るための、いわば最後の安全装置です。
具体的には、含み損が拡大して証拠金維持率が50%や100%（FX会社により異なる）を下回ると発動します。たとえば10万円の証拠金で取引していて、含み損が拡大して証拠金維持率が基準を下回ると、自動的に全ポジションが決済されるんです。
ロスカットは確かに大きな損失を防ぐ重要な仕組みですが、一方で相場が一時的に逆行しただけでロスカットされ、その後思惑通りに動くこともあります。そのため、適切な資金管理とポジションサイジングが重要になってくるんですよ。
関連用語をチェック！
損切り 投資家が自らの判断で損失を確定させる行為で、ロスカットとは異なり任意で行う 証拠金維持率 必要証拠金に対する有効証拠金の割合で、ロスカットの判断基準となる重要な指標 強制決済 FX会社がトレーダーの意思に関係なく行うポジションの決済
有効証拠金 口座残高に含み損益を加えた、実質的に使える証拠金額 含み損 保有ポジションの評価損失で、決済前の未確定の損失 
STEP 03 ロスカットに関するQ&A
よくある質問と回答
FX会社が定めるロスカットレベルは変更できません。これは投資家保護のための規則だからです。ただし、
自分で損切りラインを設定することは可能です。ストップロス注文を使えば、ロスカットされる前に任意のレベルで
損切りできます。むしろ
自主的な損切りの方がリスク管理としては望ましいですね。
ロスカットを避けるには
証拠金維持率を高く保つことが重要です。具体的には、
レバレッジを低くする、
ポジションサイズを小さくする、
追加入金で証拠金を増やすなどの方法があります。ただし、
無理な追加入金は損失を拡大させる可能性もあるので、冷静な判断が必要です。最初から余裕を持った取引を心がけましょう。
いいえ、
全く異なります。ロスカットは
FX会社による強制的な決済で、
証拠金維持率が基準を下回ると自動発動します。一方、
損切りは
トレーダー自身の判断による任意の決済です。損切りは戦略的な撤退ですが、ロスカットは最終的な安全装置という違いがあります。
ロスカット後は
全てのポジションが強制決済され、残った
証拠金が口座に残ります。多くの場合、
証拠金の大部分を失うことになります。ただし、
借金になることは基本的にありません。その後は残った資金で取引を再開するか、追加入金するか、一旦取引を休むかを冷静に判断する必要があります。
通常の相場変動では
借金になることはありません。ロスカットは
証拠金以上の損失を防ぐ仕組みだからです。ただし、
急激な相場変動（フラッシュクラッシュなど）では、ロスカットが間に合わず証拠金以上の損失が発生する可能性があります。これを
「追証」と呼び、不足分の入金を求められることがあります。
ロスカットは
ポジションの強制決済ですが、
追証は
追加入金の要求です。
証拠金維持率が一定水準を下回ると、まず
マージンコール（警告）が発生し、追証を求められます。期限内に入金しないと、最終的にロスカットされます。つまり、追証は警告段階、ロスカットは最終執行という関係です。
ロスカットの反対概念は
利益確定（利確）です。ロスカットが損失を強制的に確定させるのに対し、利確は
利益を確定させる行為です。また、広い意味では
ポジションの保有継続もロスカットの反対と言えるでしょう。適切なタイミングでの利確も、ロスカット回避と同様に重要な
資金管理です。
ロスカットは必ずしも悪いことではありません。確かに損失は痛いですが、全資産を失うことを防ぐ安全装置として機能しています。むしろロスカットされるような取引をしていることが問題です。適切なリスク管理を学ぶ良い機会と捉え、なぜロスカットされたのかを分析し、次に活かすことが大切です。
