最大ドローダウンについて詳しく解説

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

最大ドローダウン

過去最高値からの最大下落率。リスク管理の重要指標

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

最大ドローダウンっていうのはね、一番たくさん持っていたときから、どれだけ減ったかを表す数字なんだよ。

例えば、君の貯金箱に最高で1000円入っていたとするよね。でも、お菓子を買ったりして、一番少ないときは600円になっちゃった。この場合、400円減ったから、40%のドローダウンなんだ。

FXでも同じで、10万円まで増えた資金が、負けが続いて6万円まで減ったら、最大で40%減ったことになるんだよ。

この数字が大きいほど、大きな波に乗っているようなもので、危険なんだ。だから大人たちは、この数字をできるだけ小さくしようと頑張っているんだよ。

(安全運転が大事なんだ)お金の世界でも、急がば回れっていうことだね。

つまり最大ドローダウンは一番減った記録だよ!

最大ドローダウン山の頂上から谷底までの深さみたいなものなんだ。ジェットコースターで一番高いところから一番低いところまで、どれくらい落ちるか想像してみて。

お金も同じで、最高に増えたときから最低まで、どれくらい減ったかを表すんだ。この落差が大きいと怖いよね。だから、みんなゆるやかな坂道のような、安定した取引を目指しているんだよ。

パンダ
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

最大ドローダウン資産曲線の山から谷までの最大落差を示す、リスク管理上最も重要な指標の一つなんですよ。例えば、資産が100万円から150万円に増えた後、120万円まで減少した場合、ドローダウンは30万円(20%)となります。この精神的ダメージは、単純な損失額以上に大きいんです。

プロトレーダーは最大ドローダウンを必ず20%以内、理想的には10%以内に抑えることを目標とします。なぜなら、50%の損失を取り戻すには100%の利益が必要だからです。また、大きなドローダウンは心理的プレッシャーとなり、冷静な判断を妨げ、さらなる損失を招く悪循環に陥りやすいんです。

最大ドローダウンを抑えるには、適切なポジションサイジングが不可欠です。1回の取引リスクを総資金の2%以内に抑える「2%ルール」や、連敗を想定したリスク管理が重要です。また、分散投資により、一つの失敗が致命的にならないようにすることも大切です。安定した資産曲線こそが、長期的な成功への道なんですよ。

関連用語をチェック!

資産曲線 口座残高の推移を表すグラフ。山と谷でドローダウンが視覚化される
リスク管理 損失を限定し、資産を守るための取引ルールや手法
2%ルール 1回の取引での損失を総資金の2%以内に抑えるリスク管理手法
回復率 ドローダウンから元の水準に戻るために必要な利益率
連敗 連続して負けること。最大ドローダウンの主要因
ポジションサイジング 資金量に応じて適切な取引量を決定すること
破産確率 全資金を失う可能性。ドローダウンが大きいほど上昇
リスクリワード比 想定損失と期待利益の比率。ドローダウン抑制に重要
パンダ
STEP 03

最大ドローダウンに関するQ&A

よくある質問と回答

投資の世界では20%は許容範囲の上限とされています。ただし、個人投資家にとっては精神的に厳しい水準です。10%以内が理想的で、初心者は5%以内を目指すべきです。20%を超えると、冷静さを失いやすく、取り返そうとして更なる損失を招く危険があります。
精神的な耐久力の指標だからです。理論上は良い手法でも、30%のドローダウンに耐えられる人は少ないです。また、回復の困難さも重要で、50%の損失は100%の利益が必要です。さらに、大きなドローダウンは破産リスクを高めます。
最も効果的なのはポジションサイズを小さくすることです。次に、損切りラインを厳守し、1回の損失を限定します。また、相関性の低い複数の通貨ペアリスク分散することも有効です。勝率よりもリスクリワード比を重視することも大切です。
ドローダウンが大きいほど回復は指数関数的に困難になります。10%なら11.1%の利益で回復しますが、50%なら100%必要です。また、心理的ダメージにより、慎重になりすぎたり、逆に無謀になったりして、回復が長期化することも多いです。
連敗は最大ドローダウンの主要因です。勝率60%でも10連敗の確率は0.01%あります。重要なのは連敗を前提とした資金管理です。例えば、1回2%のリスクなら、10連敗でも約18%のドローダウンに収まります。最悪を想定することが大切です。
2%ルールは最大ドローダウンを抑える基本戦略です。1回の損失を2%に限定すれば、10連敗でも約18%、20連敗でも約33%のドローダウンに収まります。これにより、破産リスクを大幅に軽減できます。機械的に守ることが成功の鍵です。
最大ドローダウンが大きいほど破産確率は急上昇します。50%のドローダウンを経験するシステムは、いずれ100%に達する可能性が高いです。一般に、最大ドローダウンの2倍が潜在的な最悪シナリオと考えられます。余裕を持った資金管理が不可欠です。
プロは月間5%、年間10%以内を目標とすることが多いです。また、ドローダウンが一定水準に達したら取引を一時停止し、原因分析を行います。さらに、段階的なリスク削減(5%で半分、10%で取引停止など)というルールを設けています。感情に左右されない仕組みが重要です。