リスクリワードを理解する

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

リスクリワード

リスク(損失)に対するリワード(利益)の比率。1:2以上が理想的とされる重要指標

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

リスクリワードっていうのはね、失うかもしれないものと、もらえるかもしれないものを比べることなんだよ。

例えば、じゃんけんで負けたら10円払うけど、勝ったら20円もらえるゲームがあったとするよ。これは10円失うリスクで20円もらえるチャンスがあるから、リスク1に対してリワード(ご褒美)が2なんだ。

FXでも同じで、1000円損するかもしれないけど2000円儲かるかもしれない時、これはいいゲームだって大人たちは考えるんだよ。逆に1000円損するかもしれないのに500円しか儲からないなら、やらない方がいいよね

つまりリスクリワードは危険とご褒美のバランスを見ることだよ!

リスクリワードはおやつを賭けるゲームみたいなものなんだ。クッキー1枚を賭けて、勝ったらクッキー3枚もらえるなら嬉しいよね。でも、クッキー2枚賭けて、勝っても1枚しかもらえないなら損でしょ?FXでも少ない危険で大きなご褒美がもらえる時にやるのが賢いやり方なんだよ

パンダ
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

リスクリワード(RR比)は想定損失に対する想定利益の比率を示す、トレード判断の重要な指標なんですよ。例えば、損切り幅が20pips利確目標が40pipsなら、リスクリワードは1:2となります。この比率が高いほど、効率的なトレードと言えます。

理想的なリスクリワードは最低でも1:1.5以上、できれば1:2以上とされています。なぜなら、勝率が50%でも、リスクリワード1:2なら長期的に利益が残るからです。例えば、10回トレードして5勝5敗でも、1回20pipsの損失×5回=100pipsの損失に対し、1回40pipsの利益×5回=200pipsの利益となり、トータル100pipsの利益が残ります。

実践では、エントリー前にリスクリワードを計算することが重要です。チャート上で損切りラインまでの距離と、利確目標までの距離を測り、比率が悪ければエントリーを見送ります。また、相場環境に応じた調整も必要で、トレンド相場では1:3以上を狙い、レンジ相場では1:1.5程度に抑えるなど、柔軟な対応が求められるんですよ

関連用語をチェック!

損切り幅 エントリーから損切りまでの値幅。リスクの大きさ
利確幅 エントリーから利確目標までの値幅。リワードの大きさ
期待値 リスクリワードと勝率から計算される理論上の収益
勝率 全取引に対する勝ちトレードの割合
プロフィットファクター 総利益÷総損失。リスクリワードと関連する指標
リスク管理 リスクリワードを考慮した資金管理手法
損小利大 損失を小さく利益を大きくする基本原則
エッジ リスクリワードと勝率による優位性
パンダ
STEP 03

リスクリワードに関するQ&A

よくある質問と回答

勝率が55%以上あれば利益は出ますが、手数料やスプレッドを考慮すると厳しいです。また、心理的にも不利で、同じ額の損益では損失の方が精神的ダメージが大きいため、最低でも1:1.5以上を目指すことをおすすめします
リスクリワードの方が重要です。勝率90%でもリスクリワード1:0.1なら破産しますが、勝率30%でもリスクリワード1:3なら利益が出ます。「勝率×平均利益−敗率×平均損失」がプラスになることが大切で、低勝率でも高RR比で勝てるトレーダーは多いです
利確幅÷損切りで計算します。例えば、ドル円110.00で買い、損切り109.80(20pips)、利確110.50(50pips)なら、50÷20=2.5でリスクリワード1:2.5です。エントリー前に必ず計算し、基準を満たさない場合は見送ることが大切です
サポート・レジスタンス付近が狙い目です。例えば、強いサポートラインの少し上で買えば、損切りは近くに置けて、利確は次のレジスタンスまで狙えます。また、トレンドの押し目・戻りも良いRR比を作りやすく、チャートパターンのブレイクも有効です
スキャルピングは1:1〜1:1.5でも回数でカバーできます。デイトレードは1:1.5〜1:2スイングトレードは1:2〜1:3以上が理想です。保有期間が長いほど、高いリスクリワードを狙うべきです
エントリーポイントを厳選することが最も効果的です。また、部分利確を活用し、一部を早めに利確して残りで大きな利益を狙う方法もあります。トレーリングストップで利益を伸ばすことも、実質的なRR比改善につながります
エントリー時に利確損切り注文を同時に入れることです。後から変更したくなる誘惑を断ち切れます。また、取引記録でRR比を記録し、守れているか定期的に確認しましょう。1ヶ月単位で平均RR比を計算すると、改善点が見えてきます
相場環境とエントリーポイント次第で十分現実的です。特にトレンド相場での押し目買い・戻り売りでは、1:3以上も狙えます。ただし、勝率は下がることを理解し、連敗に耐えられるメンタル資金管理が必要です。全てのトレードで1:3を狙う必要はありません