RSI(相対力指数)を理解する

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

RSI(相対力指数)

買われすぎ・売られすぎを判断するオシレーター系指標。0-100の範囲で表示され、70以上で買われすぎ、30以下で売られすぎ。

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

RSIっていうのはね、お金の値段が上がりすぎたり下がりすぎたりしていないかを教えてくれる便利な道具なんだよ。

例えばね、ブランコに乗っている時、高く上がりすぎたらそろそろ下に戻ってくるでしょ?RSIも同じで、数字が70より大きくなったら「上がりすぎだよ!」って教えてくれるんだ。

逆に、30より小さくなったら「下がりすぎだよ!」って注意してくれるの。真ん中の50が、ちょうどいい感じなんだよ。

0から100までの数字で表されていて、まるで温度計みたい!暑すぎても寒すぎてもダメで、ちょうどいい温度があるのと同じなんだ。

これを見れば、買い時や売り時がわかるから、大人たちは大好きなんだよ!

つまりRSIは値段が行き過ぎていないか教えてくれる温度計みたいなものだよ!

RSIは、お金の値段がどれくらい元気か疲れているかを0から100の数字で表すものなんだ。

例えば、かけっこで走りすぎて疲れたら、少し休憩が必要でしょ?RSIが70を超えたら「走りすぎで疲れてるよ」、30より下なら「休みすぎだよ、そろそろ走ろう」って教えてくれるんだ。

この数字を見て、FXをする人たちは「そろそろ方向が変わるかな?」って予想するんだよ。まるで天気予報みたいだね!

パンダ
STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

RSI(Relative Strength Index)は、一定期間の値上がり幅と値下がり幅の比率から算出される、代表的なオシレーター系テクニカル指標なんですよ。1978年にJ.W.ワイルダーによって開発され、現在でも多くのトレーダーに愛用されています。

RSIの計算は、通常14期間の平均上昇幅を平均下落幅で割った値を基に、0から100の範囲で表示されます。一般的に70以上で買われすぎ(オーバーボート)、30以下で売られすぎ(オーバーソールド)と判断されます。ただし、強いトレンド相場では、RSIが極端な水準に張り付くこともあるため、単独での判断は危険です。

RSIの活用法は多岐にわたります。基本的な逆張りシグナルの他、ダイバージェンス(価格とRSIの逆行現象)は特に信頼性が高いシグナルです。また、RSIが50を上下することで、短期的なトレンドの方向を判断することもできます。さらに、RSIにもトレンドラインを引くことで、ブレイクポイントを見つけることも可能です。MACDなどのトレンド系指標と組み合わせることで、より精度の高い分析ができますね。

関連用語をチェック!

オシレーター 相場の振動(行き過ぎ)を測る指標の総称。RSIは代表的なオシレーター系指標。
ストキャスティクス RSIと同様に買われすぎ・売られすぎを示すオシレーター。併用することで精度が向上。
MACD トレンド系の代表的指標。RSIと組み合わせることで、相場の方向性と過熱感を同時に判断。
ダイバージェンス 価格とテクニカル指標が逆行する現象。RSIのダイバージェンスは信頼性の高い転換シグナル。
期間設定 RSIの計算期間。標準は14だが、9(短期)や25(長期)など、目的に応じて変更可能。
オーバーボート 買われすぎの状態。RSIでは通常70以上を指し、調整下落の可能性を示唆。
オーバーソールド 売られすぎの状態。RSIでは通常30以下を指し、反発上昇の可能性を示唆。
フェイラースイング RSIが極値を更新できない現象。トレンド転換の強いシグナルとして注目される。
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STEP 03

RSI(相対力指数)に関するQ&A

よくある質問と回答

基本的に14期間が標準で、多くのトレーダーが使用しているため、そのまま使うことをお勧めします。短期売買なら9期間でより敏感に、長期なら21-25期間で安定したシグナルを得られます。ただし、みんなと同じ設定を使うことで、同じタイミングで売買が発生しやすく、シグナルが機能しやすいという利点もあります。
残念ながらRSI単独では不十分です。特に強いトレンド相場では、RSIが70以上や30以下に張り付いたまま、さらに価格が進むことがよくあります。他の指標との組み合わせが重要で、MACDでトレンドを確認したり、サポート・レジスタンスと併用することで精度が上がります。RSIはあくまで補助的な判断材料と考えましょう。
ダイバージェンスは価格とRSIが逆方向に動く現象です。例えば、価格が高値を更新してもRSIが前回高値を超えない場合、上昇の勢いが弱まっているサインです。これは通常のRSIシグナルより信頼性が高く、特に複数の時間足で確認できれば強力な転換シグナルとなります。ただし、実際の転換までに時間がかかることもあります。
RSI 50は強弱の分岐点として重要です。50以上なら買い圧力が優勢、50以下なら売り圧力が優勢と判断できます。短期的なトレンド判断に有効で、50を上抜けたら買い、下抜けたら売りというシンプルな戦略も可能です。また、RSIが40-60の間で推移している時は、方向感のないレンジ相場と判断できます。
RSIの数値は相場の過熱感を表します。80以上は極端な買われすぎで、短期的な調整の可能性大。20以下は極端な売られすぎで、反発の可能性大。60-70は上昇トレンド30-40は下降トレンドの健全な範囲です。50付近は方向感なし。ただし、これらは目安であり、相場状況により柔軟に解釈する必要があります。
両方ともオシレーターですが、計算方法が異なります。RSIは値上がり幅と値下がり幅の比率、ストキャスティクスは一定期間の高値安値に対する現在値の位置を示します。RSIの方が滑らかな動きで、ストキャスはより敏感です。併用することで、より確実な売買シグナルを得られます。
強いトレンド相場では効きにくいです。上昇トレンドではRSIが70以上に張り付き、下降トレンドでは30以下に張り付くことがよくあります。このような時に逆張りすると大きな損失につながります。また、薄商いの時間帯や、重要指標発表時の急変動時も、RSIのシグナルは信頼性が低下します。トレンドの強さを必ず確認しましょう。
複数時間足でのRSI確認が効果的です。日足でRSI30以下、かつ1時間足でもRSI30以下なら、強い売られすぎシグナルです。また、RSIのトレンドラインを引き、ブレイクを狙う手法もあります。さらに、ボリンジャーバンドと組み合わせ、バンドの端でRSIも極値なら、高確率で反転します。単純な70/30だけでなく、応用的な使い方を身につけましょう。