損切り(ストップロス)を初心者向けに解説

わからない前提で解説 5歳でもなんとなく分かるFX用語!

損切り(ストップロス)

損失を限定するため、あらかじめ決めた価格で決済すること。資金管理の最重要テクニック。

パンダ
STEP 01

なんとなく理解しよう!

5歳でもわかる超かんたん解説

損切りっていうのはね、これ以上痛くならないようにすることなんだよ。

たとえば、転んで膝を擦りむいちゃったとき、そのまま走り続けたらもっと痛くなっちゃうよね。だから、一度止まって手当てをするんだ。それが損切りみたいなものなんだよ。

FXでも、「思ってたのと違う方向に行っちゃった!」ってときに、もっと大きな怪我をする前に、「ここでやめとこう」って決めるんだ。

100円損しちゃうのは悲しいけど、そのままにしてたら1000円損しちゃうかもしれないでしょ?だから、小さい傷のうちに手当てすることが大切なんだ。

これができる人は、また元気に次のチャレンジができるんだよ。でも、できない人は大怪我しちゃって、もう遊べなくなっちゃうこともあるんだ。

つまり損切りは小さな傷で済ませる賢い作戦みたいなものだよ!

損切りって、小さい怪我で済ませるための大切な方法なんだ。転んで擦りむいたら、もっとひどくなる前に手当てするでしょ?それと同じなんだよ。

FXで予想と違う方向に行っちゃったとき、「もう少し待てば戻るかも」って思っても、もっと悪くなることもあるんだ。だから、決めた場所で「ここまで!」って止めるんだよ。

100円の損は悲しいけど、1000円失うよりずっとマシだよね。小さな傷で済ませれば、また次のチャンスで頑張れるんだ。

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STEP 02

さらに深掘ってマスターしよう!

もっと詳しい本格解説

損切り(ストップロス)とは、損失を一定額に限定するための決済注文のことなんですよ。エントリー時に「ここまで逆行したら諦める」というラインを決め、感情に左右されずに実行することが重要です。

多くの初心者が陥る失敗は、損切りできずに塩漬けにしてしまうことです。「もう少し待てば戻るはず」という希望的観測は、しばしば致命的な損失につながります。プロトレーダーは例外なく「損切りは必要経費」と考え、躊躇なく実行します。

適切な損切り位置は、テクニカル的な根拠(サポート・レジスタンスライン、移動平均線など)と資金管理上の許容損失額の両方を考慮して決めます。一般的には、1回の取引での損失を総資金の1〜2%以内に抑えることが推奨されているんですよ。

関連用語をチェック!

利益確定(利確) 利益が出ているポジションを決済すること。損切りと対になる出口戦略。
ストップロス注文 あらかじめ設定した価格で自動的に損切りする注文。感情を排除できる。
含み損 未決済ポジションの評価損失。損切りしない限り確定しない仮の損失。
塩漬け 損切りできずに含み損のポジションを長期保有すること。資金効率が悪化する。
ナンピン 損失が出ているポジションを追加で買い増し/売り増しすること。リスクが高い。
損切り貧乏 頻繁に損切りして小さな損失を積み重ねること。損切り位置の見直しが必要。
リスクリワード比 想定損失と想定利益の比率。1:2以上を目指すことで損切りの効果が高まる。
トレーリングストップ 利益方向に相場が動いたら損切りラインも移動させる手法。利益を守りながら伸ばせる。
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STEP 03

損切り(ストップロス)に関するQ&A

よくある質問と回答

人間には損失回避バイアス」という心理があります。利益よりも損失を過大に評価してしまい、損を確定させることに強い抵抗を感じるんです。また、「もう少し待てば戻るかも」という希望的観測も働きます。しかし、この心理に従うと、小さな損失が大きな損失に膨らむリスクが高まります。機械的な損切りルールを作ることが対策になります。
主に2つの方法があります。テクニカル的な根拠では、直近の安値高値、サポート・レジスタンスライン、移動平均線などの少し外側に設定します。資金管理的な根拠では、1回の損失を総資金の1〜2%以内に収めるよう逆算します。両方を考慮して、より保守的な方を採用するのが安全です。
損切り位置が近すぎる可能性があります。相場には一定のノイズ(不規則な値動き)があり、本来のトレンド方向でも一時的に逆行します。適切な値幅を確保することが重要です。また、エントリーポイントの改善も必要かもしれません。より有利な位置でエントリーできれば、損切り幅を広く取れます。
これはストップ狩りと呼ばれる現象の可能性があります。多くのトレーダーが置きそうな位置(キリの良い数字など)は狙われやすいんです。対策として、少し余裕を持たせた位置に損切りを置く、出来高の多い時間帯を選ぶなどがあります。ただし、結果論で考えず、ルール通りの損切りを続けることが長期的には重要です。
メンタルの問題ではなく仕組みの問題として解決しましょう。エントリーと同時にストップロス注文を必ず入れるルールを作り、例外なく実行します。また、ロットサイズを下げることも有効です。失っても平気な金額なら、感情的な抵抗が減ります。デモトレードで損切りの練習を重ねることもお勧めです。
はい、利益方向への移動は推奨されます。これを「トレーリングストップ」と呼びます。例えば、20pips利益が出たら損切りラインを建値(エントリー価格)に移動し、最悪でもプラマイゼロを確保します。ただし、損失方向への移動は厳禁です。これは単なる損切りの先延ばしで、リスクを増大させるだけです。
初心者は損切り一択です。ナンピンは資金量と明確な戦略が必要な上級テクニックで、失敗すると損失が倍々に膨らみます。一方、損切りは損失を限定でき、次のチャンスに資金を残せます。プロでもナンピンは計画的に行い、無計画なナンピンはしません。まずは確実な損切り技術を身につけましょう。
理論上は極めて困難です。相場は予測不可能な要素が多く、100%の勝率は不可能です。損切りなしの手法は、一度の負けで全資金を失うリスクがあります。仮に99回勝っても、100回目で破産する可能性があるんです。聖杯」と呼ばれる必勝法は存在しません。損切りを含めたトータルで利益を出すことが現実的です。