わからない前提で解説
5歳でもなんとなく分かるFX用語!
STEP 01 なんとなく理解しよう!
5歳でもわかる超かんたん解説
ティックデータっていうのはね、お金の値段が動いた記録を全部残したものなんだよ。
例えば、今日一日の出来事を日記に書くとき、「朝ごはん食べた」「学校行った」「友達と遊んだ」って、全部細かく書いておくようなものなんだ。
ティックデータも同じで、「9時00分00秒に100円になった」「9時00分01秒に100.01円になった」って、値段が変わるたびに全部記録しているんだよ。
これがあると、昨日の何時何分に値段がいくらだったか、後から全部分かるんだ。まるでタイムマシンで過去を見るみたいに、お金の動きを振り返ることができるんだよ。
とっても細かい記録だから、データの量もすごく多いんだけどね!
つまりティックデータはお金の動きの完全な記録だよ!
ティックデータは、まるでビデオカメラで撮影した映像みたいなもの。写真だと一瞬しか分からないけど、ビデオなら全部の動きが分かるでしょ?ティックデータも、お金の値段がどう動いたか、最初から最後まで全部記録されているんだ。だから「あの時どうなってたっけ?」って思ったら、いつでも確認できるんだよ。すごく便利だけど、記録が多すぎて見るのが大変なこともあるんだ!
STEP 02 さらに深掘ってマスターしよう!
もっと詳しい本格解説
ティックデータは、市場で発生したすべての価格変動を時系列で記録した最小単位のデータなんですよ。
具体的には、タイムスタンプ(時刻)、ビッド価格、アスク価格、出来高などの情報が含まれています。例えば「2024年1月1日 09:00:00.123 USD/JPY Bid:149.500 Ask:149.502」のように、ミリ秒単位で記録されているんです。1日で数万から数十万件のデータが生成されることもあります。
ティックデータは高度な分析や自動売買システムの開発に欠かせません。過去の相場を完全に再現できるため、取引戦略のバックテストを正確に行えます。また、市場のマイクロ構造分析、高頻度取引(HFT)の研究、スリッページの検証など、プロフェッショナルな用途で広く活用されているんですよ。
関連用語をチェック!
ティック 価格が変動する瞬間。ティックデータの構成要素 タイムスタンプ ティックデータに記録される正確な時刻情報
ビッド・アスク ティックデータに含まれる買値と売値の情報
バックテスト ティックデータを使って過去の相場で戦略を検証すること 高頻度取引(HFT) ティックデータを活用した超高速取引
データベース 大量のティックデータを保存・管理するシステム
STEP 03 ティックデータに関するQ&A
よくある質問と回答
ティックデータは
FX会社の取引ツールから一定期間分をダウンロードできます。より長期間のデータが必要な場合は、Dukascopy、TrueFXなどの専門データプロバイダーから入手できます。
有料の場合もありますが、品質の高いデータが得られます。 1
通貨ペアの1か月分の
ティックデータは
圧縮状態で数百MB〜数GBになります。非圧縮では数十GBに達することもあります。複数の通貨ペアを長期間保存する場合は、相当な記憶容量が必要になるため、効率的なデータ管理が重要です。
ティックデータは
すべての価格変動を記録していますが、
ローソク足データは一定期間(1分、1時間など)の
始値・
高値・
安値・
終値の4つだけです。ティックデータからローソク足を作ることはできますが、逆はできません。詳細な分析にはティックデータが必要です。
ティックデータの分析には
プログラミングスキル(Python、R、C++など)が必要です。大量のデータを効率的に処理し、統計分析を行う必要があるためです。また、データベースの知識、
金融市場の理解も重要になります。初心者にはハードルが高い分野です。
良質な
ティックデータは
欠損がなく、異常値が除去されていることが重要です。また、ビッド・アスク両方が記録され、タイムスタンプの精度が高い(ミリ秒単位)ことも品質の指標です。信頼できるデータプロバイダーから入手することをお勧めします。
まず
仮説を立て、ティックデータで検証します。次に、プログラムで売買ルールを実装し、過去データで
バックテストを行います。良好な結果が得られたら、少額で
フォワードテストを実施します。
この過程で、スリッページやスプレッドの影響も考慮する必要があります。 過去のデータに過度に最適化しすぎないことが重要です(カーブフィッティング)。また、取引コスト、スリッページ、
約定拒否などの現実的な要因を考慮しないと、実際の取引では機能しない戦略になってしまいます。
一般的な個人投資家には
ティックデータは必須ではありません。
日足や
時間足で十分な場合が多いです。ただし、スキャルピングや自動売買に興味がある場合は、ティックデータの活用を検討する価値があります。
まずは基本的な分析手法を習得することが先決です。